同窓生の活躍
フルブライト留学(前身のガリオア留学も含む)経験者は同窓会を組織し、会員の交流をはじめ、様々な活動を通じ、フルブライト・プログラムへのサポートを続けています。
フルブライター紹介
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原田 敬美(はらだ けいみ) “留学したという経験が、私の人生に勇気を与え続けている” フルブライターとしてRice UniversityにてArchitectural Designを専攻。日本初の建築家として東京都港区長を務める(2000〜2004)。東京フルブライト・アソシエーションの役員、国際青年建築家フォーラム日本アジア代表、国際建築アカデミー客員教授、など数々の役職を務め、国際交流に尽くしている。 |
フルブライト奨学金に応募したきっかけ
基本的に2つの理由ですね。ひとつは経済的理由です。今と当時の時代背景、つまり経済的な背景が違うので、まず、とにかく奨学金をいただかないことにはアメリカ留学は不可能でした。現在、日本経済は発展し、場合によっては東京の大学へ進学するよりアメリカの大学へ行くほうが経済的になるぐらいのレベルになりましたが、当時は奨学金をいただかないと留学できないものでした。二点目は、フルブライトという留学制度プログラムの信頼性です。経済的理由とプログラム制度の信頼性、この2つの理由で応募いたしました。フルブライト留学の前にすでにアメリカへ交換留学とスウェーデンに技術研修留学をしていましたが、それらの経験は私にとってはフルブライトを受けるためのひとつの準備作業だったと言えます。大学入学時点で、とにかく専門的な道を究めたい、世界中の情報が集約される場所はアメリカである、と言う理由で、アメリカ留学を希望しました。そのためにはフルブライト奨学金をいただくしかないと思い、幅広い経験を積んでおくと、審査時に評価してもらえるのではないかと考えました。
留学時代の思い出
留学先のライス大学で出会った先生方の専門性の高さと教えるということに対する熱意と技術、教育内容の密度の高さ、システムとしての教育カリキュラムはものすごく充実していました。「自分が経験した教育とはまったく違うな。」という感激・感銘とも言っても良いほどの思いの中で勉強いたしました。ライス大学での指導教官とは、現在でも交流が続いており、私の港区長時代には、学生を伴って港区視察においでになり、区内地域を対象に設計演習をなさいました。その分野で世界をリードする先生と出会えたのも留学のおかげです。
これからの日米交流に求めること
・広く社会に飛躍しようとしている人へのメッセージ
世界を見ると、アメリカとヨーロッパ、それから日本、という経済・文化の三つの極があり、良くも悪くも世界をその3つの地域が引っ張っているといっても過言ではないと思います。アメリカと日本はそのうちの2つの極です。その2つの極がいい形で連携することで世界を動かせるのだ、という意識を持って日米交流がさらに進むことを望んでいます。それには、「違い」を理解することが非常に重要です。私の留学経験の中でわかりえたことのひとつに、表面的には同じように見えることがらも、仕組みの違い、文化の違い、思考の違い、価値観の違い、そういうものが実際には存在している、ということが挙げられます。同じように見えても、まったく異なる体系で彼らが動いている、ということを理解したのですが、この理解こそが、国際交流で意味を持ってきます。わからないで拒否するばかりでは物事ははじまりません。いろんな人生観を広めて、座標軸を広げて欲しいと思います。


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