編入の多様性と柔軟性

 

アメリカでは2年制大学から4年制大学へ、4年制大学からほかの4年制大学への編入学が比較的盛んに行われています。編入を希望する学生は今まで取得した科目と単位を示す成績証明書とシラバス(syllabus)といわれる授業の概要を記 したものを志望校へ提出して審査を受けます。

A. コミュニティカレッジから4年制大学へ

コミュニティカレッジの進学コ-ス(transfer program)に在籍する学生は、あらかじめその地域のどの4年制大学と編入学協定( articulation agreement)を結んでいるかを調べて出願するのが一般的です。協定があっても編入学審査、 つまり単位互換の認定審査は、個々の学生の成績(GPA)とすでに取得済みの科目内容が対象に行われ、必ずしもすべての単位が認められるとは限りません。 しかし、協定を結んでいる大学間では、編入学審査を通れば単位移行も比較的スムーズに行われるようです。同じ州内の公立大学間ではお互いに編入協定を結んでいるところが多く、成績(GPA)が編入のための主な基準となりますので、 あらかじめ編入条件をよく調べておきましょう。しかし、州が異なる公立の4年制大や私立の4年制大に編入を希望する場合は、上記の通りではありません。

B. 4年制大学から他の4年制大学へ

4年制大学間の編入では、受け入れ側の大学が独自に設けた基準を満たした上で、出願することになります。各大学ごとに、締め切り、必要最低限の成績 (GPA)、必要取得単位等の細かい要件が異なりますので、事前に編入希望大学 について調べておくことが肝要です。一般的に、入学審査は成績の良し悪しで左右されます。

C. その他の編入方法

上に紹介した2つの方法以外にも「日本の大学からの編入」、「日本から第2学士入学」という方法があります。詳しくは 「入学方法 - 編入学について」を参照してください。

D. 編入の落とし穴

アメリカ人にとって、編入(transfer)は比較的容易に行われますが、「希望の大学に編入できるとは限らない」、「単位が必ずしもスムーズに互換されるとは限 らない」、「卒業までに余分な時間がかかる」、「編入に伴う精神的・金銭的負担がかかる」等さまざまな課題もあります。留学生にとっては必ずしも負担の軽いものではないということも理解しておきましょう。