
Law School の図書館
フルブライトストーリー

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学校教員や学校管理職の仕事にやりがいを感じていたが、同時に教育現場の課題に直面し、教員として8年間勤務した後、2023年から2024年まで Harvard University にフルブライト留学した。教育政策についての知識を深め、その知見を活かしてより公平かつ効果的な教育制度を設計し、より多くの子どもたちを支援したいという思いが膨らみ、フルブライト・プログラムに応募した。「フルブライトは、研究分野や年齢の制限なく応募可能なことも魅力的でした。公平な社会を目指す姿勢にも共感しました」
教育分野を切り拓いてきた教授陣から直接学べる恵まれた環境で、教育政策の理論と手法、実践について学んだ。Harvard Graduate School of Education のスクールモットーである Learn To Change The World を基に、ある国の教育省に対する具体的な教育政策の立案や、因果推論や計量心理の手法を使った教育政策研究に取り組んだ。「Harvard ではアカデミアだけでなく、ベンチャーや NPO など様々な分野で活躍する人が多く、あらゆる形で教育分野に貢献している姿に感銘を受けました」
一方で「Harvard の学生も自分と同じ人間なんだ」と実感した。計量的な手法に必須となる統計の知識は日本の学部レベルだったので不安に思っていたが、教授陣の高いティーチングスキルも相まって、博士課程レベルの授業も学修することができた。意外だったことは、研究漬けの毎日を送る学生ももちろんいたが、子育てやプライベートにも充分に時間を費やす学生も多くいたことだ。「名門大学だからといって尻込みする必要ありません」
フルブライト・プログラムへの応募を検討している方へ、こうアドバイスする。「過去はコントロールできなくとも、今自分でコントロールできる物事やリソースもあり、Growth Mindset を持って進めば道が生まれると思います。ご自身の可能性に蓋をせず、『Why』を大切にして進んでください。私自身、何を達成したいか、なぜ達成したいか、なぜ今かと申請過程において自問自答を繰り返し言葉に紡ぎ整理していきました。今はうまく言葉にできなくともご自身を突き動かす何かがあるのなら、申請過程そのものが思考と感情を整理する機会になると思います。その先にフルブライトや海外大学院という選択肢があるのかもしれません。応援しています」



